ホイヤー モナコ Ref.73633B Cal.7736 スチール(SS) ブルー 1970年代 HEUER MONACO Ref.73633B Cal.7736 SS BLUE DIAL Ca.1970s

ホイヤー　モナコ　Ref.73633のご紹介です。

モナコは世界初のスクエア型防水時計として1969年に発売されました。1960年代は自動巻ムーブメントの黄金期であり、ホイヤー社も例に漏れず自動巻ムーブメントを搭載したモデルを発表しており「カレラ」や「オータヴィア」などの名作もこの時代に誕生しています。モナコは1971年公開の「栄光のルマン」にてスティーブマックイーンが着用したことで一躍脚光を浴びます。当時としては異端であった40mmのスクエアケースが受け入れられたのはこの映画の影響が大きかったと思います。現在では名実ともにタグホイヤーの看板商品として人気を博しています。

当時としては革新的なスクエアケースを使用して製造されましたが。1969年～1975年といった6年間の短い期間でモナコは生産されました。こちらは3代目のモナコ73633Bとなります。初代からの違いとして、6時位置に存在したカレンダー窓が廃止され代わりに積算計が搭載されています。またリューズの位置も左リューズから右リューズへと変化し利便性も飛躍的に進化しています。ダイアルはオリジナルーカラーで1番人気のあるブルーダイアルとなっております。また紛失していることの多い純正ストラップも垂れなどは見受けられない状態で残っております。機械もブライトリングやギャレットなどに用いられた70年代を代表するクロノグラフムーブメント、バルジューの7736が入っております。

ケースは当時の削り出しのラインやエッジがハッキリ残った未研磨の個体です。ケース、ブレスともに目立ったダメージはなく奇跡的なコンディションを保っています。クロノグラフのプッシャーも良好に作動しています。モナコは発売当時、人気が高くなかったことも相まって球数が少ないです。ヴィンテージクロノグラフを語るうえでは外せない、コレクションとして大変おすすめの1本です。（文：S）

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