フランクミュラー トノーカーベックス 初期モデル Ref.2851S6 プラチナ(Pt) 1994年 国内正規保証書 FRANCK MULLER CINTREE CURVEX DIAL Ref.2851S6 PLATINUM SILVER DIAL Ca.1994 DOMESTIC WARRANTY

フランクミュラーの初期トノーカーベックスのご紹介です。

フランク・ミュラーはダニエル・ロート、フィリップ・デュフォー、F.P.ジュルヌ、ロジェ・デュブイに並ぶ、現代における最初の偉大な独立時計師の一人で、現在まで続く独立時計師ブームの先駆けであり、時計界に新たな価値を作りました。

古典的なインペリアルスタイルの時計から始まり、トノーカーベックスケース、ビザン数字の確立、革新的なクレイジーアワーズなどの様々なモデルを世に送り出し「ブレゲの再来」と呼ばれています。

こちらはフランクミュラーが真摯に時計を作っていた頃の初期モデルです。ビザン数字になる前のローマ数字の文字盤で、鋳造が難しいプラチナをケースに使用しています。トノーカーベックスは1992年の設立からの代表するモデルで、初期の頃は文字盤のギョウシェが細かく、ケースは細長、裏蓋は箱型で国別にシリアル番号が与えられいました。こちらの固体の「JA」は日本に与えられた番号です。ローマ数字に細かいギョウシェ彫りは美しく繊細な表情をしています

付属品に関しても当時の箱と手書きの保証書が付属します。当時から探しているコレクターが多く、ブームの時も含めて市場に出ることはありませんでした。そして現在も何年探しても出てくることはありません。

五大独立時計師の中では初期のフランクミュラーは作り込みと評価がミスマッチしており、黙って集めている隠れたコレクターも存在しています。最近では海外のコレクターなども注目しており今後評価が楽しみな1本です。当時の税別販売価格は2,200,000円なので、まだ当時の販売価格よりも安いです。(文:S)