ロレックス オイスターパーペチュアルデイト オイスター50周年記念 Ref.1530 スチール(SS) 1974/1975年 405番 ROLEX OYSTER PERPETUAL DATE 50 YEARS THE ROLEX OYSTER Ref.1530 SS Ca.1974/1975

こちらのランドドゥエラーのようなデザインのRef.1530は1974年に1976年のオイスターケース誕生の50周年記念モデルとしてジェラルド・ジェンタによりデザインされた珍しいモデルで、1977年の同じデザインを持つオイスタークォーツの発表までに500個から1500個製造されたと言われています。

ロレックスとジェラルド・ジェンタの関係は古く、1972年に発表されたロイヤルオークより前の1964年にキングマイダスがデザインされています。当時、クォーツショックによりロレックスも含めスイスの時計産業は大打撃を受けていました。その打開策として開発したベータ21は大きくケースのデザインに苦労しました。その5年後にクォーツムーブメントの小型化に成功したロレックスは、自社のアイデンティティであるオイスターケースにクォーツムーブメントを入れました。それでも大きなムーブメントのために、こちらのデザインがオイスタークォーツに引き継がれたと思います。

Ref.1530はその珍しさと堅牢なデザインとオイスタークォーツのイメージから意外性が有り、オーナーが変わることが多く綺麗な個体が少ないモデルです。こちらは使用感は感じますが文字盤が綺麗にシャンパンにカラーチェンジした個体で、薄くなって見えなくなることが多いシリアルナンバーもクリアです。ランドドゥエラーよりも武骨な厚みが有り地上を走破するイメージにぴったりのモデルです。摩耗感は有りますが、平面は綺麗で使用感が追い付いてくれば雰囲気は良くなります。このモデルの中では文字盤とブレスレットが綺麗なお勧めの個体です。

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